昨年5月に交配した種子を、同年10月16日にZIP播きしました。
その9個の種子のうち1個が発根発芽したのですが、残り8個は未発根でした。
ところがちょうど1年を経過した10月12日頃から、これら未発根の種子も一斉に動き始めました。5 × 7 cmのZIP袋の中で、発根のタイミングを狙っていたのでしょう。
■写真 1
種子 No. 1（左端）は、10月12～13日発根開始
種子 No. 2（中央）は、10月15日発根開始
種子 No. 3（右端）は、10月16日発根開始
また、時を同じくして他のZIP袋でも一斉に発根が始まっています。
植木鉢のクレマチスはすでに休眠に入る準備をしていると言うのに、時計もカレンダーもないZIP袋の中で、昨年発根しなかった種子たちが「今年はオレの番だ！」と一斉に発根し始めたのを見ると、感動すら覚えます。
■写真 2： 写真1の種子 No. 1 の発根部、拡大写真（発根後9日経過）
■写真 3： 写真1の種子 No. 2 の発根部、拡大写真（発根後6日経過）
■写真 4： 写真1の種子 No. 3 の発根部、拡大写真（発根後5日経過）
写真1～4は、10月21日（金）に撮影しました。
発根後5～9日で根の長さは2～6 mmとなりましたので、1日あたり1 mm弱の速度で成長しているようです。
また、時間の経過に伴って根の色も茶～褐色になっていますが、発根直後はまさに純白で、その透明感にも感動しました。
今後、これらが首尾よく発芽し、ポット上げできれば、それぞれの時点でアップします。
乞うご期待！