プロフィール

花盛りのテッセン
花盛りのテッセン

名古屋クレマチス会は、平成7年4月、名古屋市みどりの協会主催の講習会「クレマチスの育て方」の受講修了者によって設立されました。

現在では、この会に入って初めてクレマチスを育てるようになったという初心者から、近所で「クレマチス狂い」の異名を持つベテランまで、幅広い層の会員が参加しています。

 

 

春の展示会(2014年4月)
春の展示会(2014年4月)

毎年春の展示会のほか、挿し木や実生(種まき)の勉強会、挿し木苗の交換会、クレマチスの自生地の見学会など、年間を通して様々な活動を行っています。

- クレマチスってどんな花 -

つる植物の女王、クレマチス。
キンポウゲ科クレマチス属の植物で、原種は北半球の温帯域を中心に250~300種が自生しています。日本には、カザグルマをはじめセンニンソウ、ハンショウヅル、クサボタンなど20数種が自生しています。これらを交配して作られた園芸品種は5,000種以上もあると言われています。

クレマチスという名前に馴染みがなくても、テッセンという名前なら聞いたことがあるという人が多いかもしれません。テッセンは中国から渡来し、古くから日本で親しまれています。このためテッセンは「クレマチスの総称」としても用いられてきました。

この植物の魅力は、なんといっても花が変化に富んでいることです。花弁(実は萼が弁化したもの)の色と雄しべの色との多様なコントラストは見どころのひとつです。花後にできる球状の果実も、最近ではフラワーアレンジメントの材料として鑑賞されています。

花姿も多様で、多くはつる性の落葉植物ですが、木立ち性や常緑のものもあります。また、芳香を持つものもあります。花期も四季にわたるため、品種の組み合わせによっては一年中庭でクレマチスの花を楽しむこともできます。

和風の庭にも洋風の庭にもマッチする風格溢れる大輪系。年に何度もたくさんの花をつけ庭を彩る小中輪系……。こうした多様性こそクレマチスの最大の魅力です。

 

カリシナ
カリシナ